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 オーバーデンチャーとは?
オーバーデンチャー(残根上の義歯)は特別に処置された歯の上に取り付けられます。外観は普通の義歯と変わりません。しかし、義歯の下は異なります。あなたの歯根部がそのまま維持され、その上にオーバーデンチャーがかぶせらます。

歯を全部抜いた場合、歯を支えていた骨が吸収し始めます。もし、いくつかの歯根が残っていれば、骨の吸収は遅くなります。その結果より安定した義歯を造ることができます。

オーバーデンチャーを支える土台となる歯を準備するために、まず、歯肉ラインより上の歯を取り除きます。次に、それらの歯の根管治療(根管内の掃除)を行い、小さな金属製のキャップをかぶせます。

次に、口の中の型をとります。その型から義歯が作るための精密な模型が作られます。そして新しい義歯に合った歯の色や形を選びます。義歯が完成すると、残すことの出来ない歯は抜かれ、義歯が装着されます。

一般に新しい義歯が適合するかという問題があります。最初は、噛み合わせの時に、義歯が傾くことがあります。唾液の量が増えたり、口の中に異物感を感じ、嘔吐感を伴うこともあります。また、舌がもつれて話しづらくなります。しかし、新しい義歯に慣れるにしたがって、そのような問題は解決します。オーバーデンチャーのメリット・デメリット