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                                       (私も執筆しております。)
ご紹介

<読売新聞2000年9月30日 夕刊より 「ひと 人抄」 抜粋>
テンプレート 」と呼ばれるマウスピースのような器具を口にはめて歯のかみ合わせを正し、頭痛や腰痛、肩こりなどの症状を改善する テンプレート療法の研究会で副会長を務める 和歌山市の歯科医、玉置敬一さん らが「歯のかみ合わせと病気 ―テンプレート療法 の理論と効果」産能大出版部を出版した。口の周り、そしゃくをつかさどる三叉神経からの情報を変えると 運動神経や自律神経からの情報も変化する。合成樹脂製のこの器具を使えば、あごの筋肉が伸びて姿勢がよくなり、三叉神経に好影響を与えるという。本には、症状が軽くなったと喜ぶ何人もの患者の声が紹介 研究会には、全国の歯科、内科、麻酔科の医師ら約120人が参加。大阪、東京でセミナーを定期的に開き、療法の普及に取り組んでいる。玉置さんは、「詰めて、かぶせて、抜いて といった治療の歯科から全身の健康を守る予防の歯科へ、歯科医学は大きく変わろう としている。高齢者の健康問題の解決にも、口腔領域の治療は欠かせない」と話している。

目次

第1章 歯のかみ合わせってなに
第2章 歯のかみ合わせの異常とは
第3章 歯のかみ合わせの異常に対する対策
第4章 テンプレート療法とは何か
第5章 テンプレート療法の実際
第6章 何故テンプレートに有効性があるのか
第7章 スポーツと歯のかみ合わせ
付章 テンプレート療法に関心をもたれた方に

前原 潔編著 産能大学出版部
2000年8月発行 
価格:1800円

詳細

かみ合わせを正すと病気が治る。たけしの「万物創世紀」で大きな反響を呼んだテンプレート療法とは。その理論と具体的方法、驚異的な効果を示す。

芸能人だけじゃなくて、スポーツ選手も歯が命!

「芸能人は歯が命」。以前、そんながあったが、芸能人だけでなくスポーツ選手にとっても歯の健康は重要な問題だ。フルスイングや全力投球をする際、瞬発力が要求されるプロ野球の場合もそうである。かつて“世界の本塁打王”巨人の王貞治選手はシーズンオフになると、歯の治療に追われた。代名詞だった一本足打法でスイングすると相当な力が奥歯にかかるためだ。
最近の例では、広島カープの野村謙二郎選手が球団から1994年の秋季キャンプへの参加を免除されて、奥歯の虫歯治療に専念したケースがあった。歯のかみ合わせがよくなり、インパクトの瞬間に力を集中できるようになったという。
同じ時期に打撃フォームも改造。翌95年のシーズンには、16本が最高だった本塁打を32本と倍増させたばかりか、日本のプロ野球で史上6人目の打率3割、30本塁打、30盗塁の快挙まで達成している。
昨年限りで引退した元近鉄のカズ山本山本和範選手は、“テンプレート”と呼ばれるマウスピースに似たアクリル製装具の使用で腰痛を解消した。若いころ二度も球団からクビを宣告され、一時バッティングセンターの仕事で生計を立てたことさえある苦労人の山本。その度に他球団に拾われて42歳まで現役をつづけ、ダイエー時代には2億円プレーヤーとなった陰にはこの治療法があった。
なお、ここで取り上げたのプロ野球選手ばかりだがテンプレート装着でハンデがシングルになったというアマチュアゴルファーもいる。「それなら自分も」と思う人もいるだろうが、本人の腕前がその前提にあるのは言うまでもない。実際の治療は体質や体型の個人差もあるために一様ではないが専門医に相談する価値はありそうだ。テンプレート療法の手引としては、『歯のかみ合わせと病気』(前原潔編著、産能大学出版刊)が詳しい。前原氏が代表を務めるテンプレート研究会本部( 06-6308-3304)に問い合わせれば研究会に所属する最寄りの専門医を紹介してくれる。

フリージャーナリスト
金井良寿 Yoshihisa Kanei

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