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銀の詰め物、それとも白い詰め物?

あなたにとって最適な治療法とは?

初期虫歯の治療では、アマルガム(銀の詰め物)と複合レジン(白い詰め物)は、虫歯を埋める治療の代表的な素材です。これら2つの素材は、それぞれ長所と短所があり、状況によって、どちらがベストの治療法なのかが変わってきます。それぞれの長所と短所を挙げて見ましょう。

注意):銀色の詰め物というのには、インレー、オンレーという補綴物による治療もあり、その場合下記の記事にある水銀などの材料は使われておりません。

アマルガム(銀の詰め物)

アメリカ歯科医師会は、 アマルガムの使用について、安全でかつ丈夫、そして安価な素材で、150年間使用されている詰め物であると認識しています。しかしその中にも、アマルガムに対して、安全についての不安があるという意見も出てきています。

アマルガムは35%の銀と15%のすずと亜鉛と50%の水銀から出来ています。この水銀が体に害がある物質だと思われます。

"反アマルガム医師"達によると、アマルガムは噛み合わせの際など摩擦が生じた時に、水銀を含んだ蒸気を発生します。 蒸気化した水銀は毒性の気体で、肺に入り、動脈に入り、腎臓、肝臓そして、脳に蓄積されていきます。

アメリカ歯科医師会 は、アマルガムは、他の素材と合わさると、人体の影響は無くなると認識しています。そしてアマルガムは、レジン充填よりもより安価な材料と考えています。しかし少数ですが、水銀に対してアレルギー体質の人もいます。

アマルガムの欠点としてはレジン充填に比べて、見た目の点で劣っているので、前歯には使用されません。そして、アマルガムはひび割れや脱離しやすく、それが再度虫歯にかかる原因にもなります。

歯科医師によっては、アマルガム充填を歯に直接行っている医院もあります。これによって二次的な虫歯の発生を抑えることができますが、しかし、現在では、この治療法は標準的ではないので、歯科医師に相談してください。

複合レジン(白い詰め物)

レジン充填は、歯の色に近く、笑顔をより自然な状態にします。レジンの色は個人によって慎重に選ばれ直接歯に充填します。これによってレジンの接着度が高まります。そしてレジンの素材は、以前より強化されています。レジンで行った治療個所はアマルガムで治療するよりも小さく、少しでも多くの歯質を残すこともできます。

レジンもアマルガムと同じぐらいの強度を持っています。両方大抵7−15年ほど長持ちします

レジンの長所とは? レジンで行う治療はアマルガムで行う治療よりも高価ですが、その違いは随所にあらわれます。

どちらを選ぶべきでしょうか? レジンで行う治療は手堅いと言えるでしょう。なぜならレジンはアマルガムと比べて治療個所が小さく虫歯の再発が少ない為、将来の事を考えると、クラウン治療などの二次的な治療をしなくてよいからです。

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