こんにちは。五十嵐歯科医院の院長 五十嵐俊男です。 当院は昭和7年7月7日に開業し、お陰さまをもちましてこの度開業70周年を迎えることができました。毎年開業記念日にはささやかなお祝いと開業時苦労した父と母に感謝の報告をしております。
父の代より当地で地域歯科医療活動を中心に皆様の歯を診てきたわけですが、この70年の間に私達の生活文化・環境だけではなく歯科医療のあり方・役割も変化しました。 70年前(昭和7年)日本では、ヨーヨーが子供から大人までの間で大流行していました。物価では、タクシーの最短距離が20銭、小学校教員の初任給が45〜55銭、映画館入場料はなんと50銭という時代です。そんな時代に、畳敷きに火鉢の待合室と共に五十嵐歯科医院は、この逸見の町に誕生したのです。 今でこそ、歯科医院の数は爆発的に増加し、コンビニエンスストアの数よりも多くなりました。街に出ると、幾多もの歯科医院の看板を目にします。急速な医学の進歩・歯への考え方の変化に伴い、皆さまは多種多様なサービスと先端治療を受けることが可能になりました。エステサロン風な歯科医院も誕生しました。 歯科医院の有様が街や文化と共に変化する中、私にはどうしても譲れないものがあります。皆さまの歯の治療に対する信念と歯科医師としての誇りと哲学です。 治療技術の腕を磨くこと | 機器に頼りきった治療には限界があります。休日には、 学会活動のみならず研究会や勉強会にも参加し、最新 歯科事情を学んだりと、勉強を怠っておりません。また それ以上に、技術に磨きをかけたいとも思っております。 | 診療におけるサービス | 自分の大切な人の歯を診療するつもりで、全ての患者さ んと接します。患者さんにとって何が最良の治療かを常 に考えております。また、診療の待ち時間や日常生活の 中でも役に立ちそうなサービスを提供するよう心掛けてお ります。 | 後輩の育成 | 東京歯科大学にて、定期的に講義を行なっております。 未来の歯科医師たちに教科書からは学びきれない現場 の声を伝えると同時に、精神面・技術面においての指導 を心掛けます。また、休日の研究会・勉強会では自らも インストラクターとして現役の歯科医師たちに教えもして おります。 |
今日まで一人のプロの歯科医師として、上記3点を念頭におきながら皆さまと接してきました。 時間の経過と共に、文明は進化し街も私たちも姿を変えていきます。 けれども、私が歯科医師であることは変わりません。 私の歯科に対する信念と誇り、診療におけるサービス、哲学は永遠です。
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